蓮舫氏訴え 奨学金負担軽減も提起
東京都知事選挙(7月7日投票)の告示から1週間がたった27日、幅広い市民と野党が支援する蓮舫候補=無所属=は、東京都練馬区の西武池袋線・石神井公園駅で街頭演説を行いました。大勢の聴衆から、演説終了後には「蓮舫コール」が湧き起こりました。立憲民主党の枝野幸男前代表が応援演説しました。
蓮舫氏は、大学を卒業した人の2人に1人が平均310万円の奨学金の借金を背負い、不安定雇用の若者が増えていると指摘。「安定した雇用をつくり、奨学金負担を減らす施策を都が率先して行う。若い人たちを救える東京をつくっていきたい」と訴えました。
市民と野党の共同宣伝では、共産党や立民、ネット、無所属の区議や都議らが参加。共産党の、とや英津子都議は、中学校英語スピーキングテストや、都庁プロジェクションマッピングなど「財界ファースト」の小池都政を批判。「小池都政の闇に切り込む都知事候補は蓮舫さんしかいない。都民の声を政策にいかせる『蓮舫都政』の誕生で、都政を変えよう」と訴えました。
法政大学の上西充子教授は、蓮舫氏が選挙政策「7つの約束」で公契約条例をつくって都と契約する企業に対し、働く人の待遇改善を求めると約束していることにふれ、「働く人の労働条件を改善することを明確に示している。一緒に応援して、『蓮舫都政』を誕生させよう」と呼びかけました。早稲田大学の小原隆治、和光大学の山本由美の両教授もスピーチしました。
(しんぶん赤旗2024年6月28日付より)