7/7は東京都知事選、都議会議員補欠選挙の投票日です

都民に寄り添う「次の東京へ」蓮舫氏逆転勝利へ

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市民と野党 全力

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JR町田駅前デッキで通勤・通学の人たちにビラ配布する蓮舫候補=1日、東京都町田市

 大激戦となっている東京都知事選・都議補選は7日の投開票日まで1週間を切りました。広範な市民と野党などが支援する蓮舫知事候補(56)が支持と共感を急速に広げ、裏金事件の自民党に支えられる現職の小池百合子氏(71)を激しく追い上げています。(関連2・13面)

 蓮舫氏を支援する市民と野党は「陣営全体の頑張りが情勢を動かす」と逆転勝利を目指し奮闘。1日には「東京一斉行動」に取り組みました。蓮舫氏も朝、通勤客や通学の学生でにぎわう町田市のJR町田駅前デッキ上で自らビラを配り、支持を呼びかけました。

 笑顔でビラを手渡す蓮舫氏に、急ぎ足で改札に向かう人たちも次々と受け取っていきます。「頑張ってください」と自ら駆け寄って握手を求める人や、一緒にスマートフォンのカメラに納まる若者の姿も相次ぎました。

 都民の暮らしには無関心で「財界ファースト」の現都政を続けるのか。都民に寄り添う「次の東京」に転換するのか―。争点は鮮明です。

 街頭で「分断ではなく都民を守る都政をつくりたい」「神宮外苑再開発を見直し、大切な緑を守る」と訴える蓮舫氏。外苑問題での都民投票、多摩地域で深刻な地下水の有機フッ素化合物(PFAS)汚染で米軍との交渉の提起など、市民と一緒に訴える政策をアップデートする姿勢に、集まった人たちから共感が寄せられています。

 各地の駅頭では、市民が「あなたと次の東京へ」「若者たちに希望を」などのプラカードを掲げスタンディングしたり、自分の言葉で訴えたり思い思いのスタイルで取り組む「ひとり街宣」の輪も広がっています。

 都議補選でも、自民党政治への怒りが広がる中、「ずっと自民党を支持してきたが、今の自民党はけしからん。今回は共産党候補に入れる」(江東区)など、日本共産党が擁立した5候補(府中市の無所属1人を含む)への共感が寄せられ、自民党や都民ファーストの会などの候補を猛追しています。

 小池氏は、蓮舫氏やメディアの指摘にまともに答えず。一方、小池氏を支える自民党、公明党、都ファが必死の取り組み。自民党は“集票マシン”といわれる組織を通じ、業界団体への締め付けを強めています。

 共産党は知事選での蓮舫氏の逆転勝利と都議補選での議席獲得へ、駅頭やネット・SNSでの大規模な宣伝・対話を呼びかけています。

(「しんぶん赤旗」2024年7月2日付より)





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