宮本・山添氏ら
米軍横田基地(東京都福生市など5市1町)に配備されているCV22オスプレイが2日に飛行を再開したことについて、日本共産党の宮本徹衆院議員、山添拓参院議員、和泉なおみ都議が3日、防衛省に厳しく抗議し、飛行中止を求めました。関係市議、住民が同席しました。
同基地のCV22オスプレイは昨年11月に鹿児島県屋久島沖で墜落事故を起こし、今年3月に米海兵隊のMV22が飛行再開した後も、飛行を停止していました。2日の飛行について同省は、午前11時頃離陸し基地の外を飛行後、着陸したのを職員が目視で確認したと説明しました。
宮本、山添両氏らは、米海軍幹部が6月に米下院公聴会で「オスプレイの飛行は制限がかけられており、全面的な飛行再開ができない」と証言していると指摘。「こうした下で市民の上空を飛行することは極めて重大で、政府として米側に抗議すべきだ」と求めました。
また周辺自治体への事前連絡すらなかったことを批判。同省が米側から事前説明を受けていたかただしました。
同省の担当者は、米側から事前情報がなく「基地近くの同省管理地にいた職員がたまたま確認した」と説明。飛行確認後に米側に問い合わせを行ったのかとの追及には「回答は控えたい」と述べました。
参加者は「飛行再開の条件は全くない」「住民の不安を受け止めているのか疑問だ」と米軍と日本政府の姿勢を強く批判しました。
(「しんぶん赤旗」2024年7月4日付より)