市民集まり“ライブ”調布駅前
蓮舫都知事候補の連日の街頭演説は多くの市民が集まり、SNSでも「ライブ会場のようだ」と話題です。3日の東京・調布駅前の“ライブ”に参加した人の思いは―。
フリーランスで映像制作に携わる25歳の男性は、職場から最寄りの調布駅前を通りかかった際、聴衆が集まっているのを見て立ちどまりました。
「2期8年務めた小池さんにあまり印象はない。蓮舫さんの演説で『若者を支援する』と話していたのはよかった」
都内に住む男性(50)は、調布での蓮舫候補の街宣に合わせて、駅前で「ひとり街宣」に取り組んでいました。
「小池さんは『七つのゼロ』をまったく実現できていない」と指摘。自らも非正規労働者であるとし、「『どんな選択をしても、すべての人を支えたい』と訴える蓮舫さんなら、今の都政は変えられる」と力を込めました。
「期日前投票できます」と手書きのボードを掲げるBlakeさん(35)は、同日初めて知事選の「ひとり街宣」をしました。イスラエルによるパレスチナ人殺害に抗議する宣伝に加わっていたため、今回踏み出すハードルは低かったといいますが「自分の『推し』をアピールするのはまだハードルが高くてできないけれど、何もしない後悔はしたくない」と立ち上がりました。
「ニコニコしながら市民を切り捨てる小池都政を終わらせたいですね」と話すのは調布市に住む女性(85)です。「蓮舫さんにこそ次の都政を担ってほしい」
白いジャケット姿の蓮舫氏が登壇すると、口笛が鳴り大きな拍手が起こりました。蓮舫氏は「こんなにたくさんのエール。何が何でもみなさんに仕事で返したい。ぜひ都知事にさせてください。政治の景色を変えるのはみんなの勇気だ」と呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2024年7月4日付より)