都知事選・石丸氏の「政治屋一掃」発言批判 小池氏

 日本共産党の小池晃書記局長は14日の仙台市内のつどいで、東京都知事選の結果をどう見ているか参加者に問われ、「蓮舫候補が当選できなかったのは残念だが、『ひとり街宣』の広がりなど、新たな民主主義の力が示されたことは重要だった」と述べました。

 その上で、小池氏は都知事選の候補者だった石丸伸二前安芸高田市長について、「石丸氏が『政治屋の一掃』『政党のしがらみがない』ことを唯一の売り物にしたことで、自民党政治や小池都政に不満を持つ人たちの一定部分が投票したのだろう。しかし、石丸氏の選対本部長は『TOKYO自民党政経塾』の塾長代行であり、この塾の主宰者は自民党の萩生田光一衆院議員。『ミスター裏金』議員だ」と指摘。「『政治屋の一掃』どころか、政治屋そのもの。しがらみでがんじがらめだ」と批判しました。

 小池氏は「これまでも、政治の流れを大きく変える動きが出てきた時には、それをつぶそうと共産党を攻撃したり、『第三極』を装う動きが出てきた」「都知事選に取り組んだ人たちの意見をよく聞いて、こうした動きを打ち破る組織的な取り組みをどうすすめるか、教訓を引き出したい」と述べました。

(しんぶん赤旗2024年7月15日付より)

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