島根県の丸山達也知事は12日の記者会見で、東京都知事選(7日投開票)について「(立候補した前参院議員の)蓮舫さんが、選挙が終わってもなお理不尽なバッシングを受けていることが一番の特徴だ」と述べました。
丸山知事は「テレビのコメンテーターが、(蓮舫氏の)論理的に力強く問題点を指摘していくスタイルが怖いという受け止めを平然としている姿を見ると性別に基づく偏見が入っていると思う」と指摘。「なぜ女性が勢いよく力強く物事の問題点を指摘するとバッシングを受けるのか。女性への蔑視なり、差別に近い」と批判しました。
また、連合東京が小池百合子都知事を選挙で支援したにもかかわらず、連合の芳野友子会長が蓮舫氏について「共産党が前面に出過ぎ、逃げてしまった票があったのではないか」と発言したことを念頭に、「対立した方、(蓮舫氏が)負けるように頑張った人が一生懸命言っている」と指摘。そのうえで「負けた後にもなおこれだけのバッシングを受けるのは、蓮舫さんは勝った側の人たちからするとものすごい警戒感、脅威なんだな」と語りました。
さらに丸山知事は「蓮舫さんのスタイルを恐れてないとここまで一生懸命たたかない。脅威として取られているからこういうことになる」と述べました。
(しんぶん赤旗2024年7月15日付より)