蓮舫氏があいさつ
東京都知事選で都内30の衆院小選挙区ごとに立ち上がった市民と野党の共闘組織が一堂に会する合同地区選対会議が22日、都内で開かれました。
知事候補として奮闘した蓮舫氏が大きな拍手で迎えられ、「都知事選でたたかい、みなさんに最高の景色を見せていただいた。選挙で訴えた若者支援や雇用改善、多様性の尊重、誰かの夢を笑わない社会は、今後も求めていかねばならない。選挙後も圧力はあるが、黙らず声を上げ続け、みなさんと一緒に歩いていきたい」とあいさつし、拍手に包まれました。
宇都宮健児弁護士は「候補者選定委員会で最高最強の候補者として蓮舫さんを選んだことを、大変誇りに思う。蓮舫さんの人生最大の決断に、精いっぱいたたかい、『ひとり街宣』もこれまでにない人が集まった。たたかいの成果と教訓を検証し、次につなげたい。蓮舫さんへのバッシングに対して、私たちも蓮舫さんと一緒にたたかっていく」と語りました。
立憲民主党都連の長妻昭会長、手塚仁雄幹事長があいさつ・報告しました。
各地の参加者が発言。蓮舫氏への感謝とともに、今回の運動の広がりに対する確信が語られる一方、「都知事選で『本当に市民と野党の共闘になっていたのか』と感じた」「地元での共闘の体制は深まったが、街頭宣伝で弁士は立民の議員ばかり。市民運動の旗を下げるよう言われたのには『それはない』と思った」「女性街宣や気候危機街宣など市民が主役の街宣をもっと連発すべきだった」などの声が相次ぎました。
日本共産党の小池晃書記局長は「今後の東京と日本の政治を変える大きな財産になるたたかいだった。同時に、市民と野党が心一つにたたかっている姿を示せたかという点では、大きな課題が明らかになった。市民からも声を上げて共闘を再構築し、みんなの力で課題を乗り越えて進もう」と訴えました。
市民連合の菱山南帆子さんが「『蓮舫さんへのバッシングを許さない』と、(21日に)女性200人以上が集まって行動した。みんなで一緒に『黙らないぞ』という運動を起こそう」と呼びかけ、大きな拍手が起こりました。
(しんぶん赤旗2024年7月24日付より)