悪政退場させ次の社会を展望
日本共産党の山添拓参院議員らは27日夜、東京・JR中野駅北口広場で「トワイライト街角トーク 共産主義と自由」を行い、多くの人が足を止めて話に聞き入りました。事前にシールアンケートで道行く人に「社会で感じている矛盾や不安」「資本主義や社会主義についての思い」を聞き、寄せられた疑問に山添氏が答えました。
「資本主義はがんばったらがんばっただけ報酬をもらえるイメージだが、社会主義は一律平等というイメージ」という大学院生の質問に、山添氏は「働きに見合った報酬を得られているかは、大いに疑問があります」と、自らが弁護士として関わった過労死裁判を例に、人件費を低く抑えて資本家の利益を最大化する資本主義の矛盾を語りました。
2000年生まれという人は「資本主義はうまくいってないからそれに代わるものを求めているけど、社会主義って本当に実現可能なのでしょうか」と質問。山添氏は、「憲法が保障する民主主義を実践し、悪い政治を退場させてこそ、今の社会から脱却し次の社会を展望することができます」と語りました。
「自由な時間がもっとあれば」という教員の声に山添氏は、「私たちがめざす共産主義社会は、労働時間を6時間、4時間と大幅に短縮することで『自由な時間』を生み、それが社会に活力を与えると考えます。そういう社会を一緒につくりましょう」とよびかけました。
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(しんぶん赤旗2024年8月30日付より)