民主主義の力、次へ 革新都政の会 都知事選を総括

小池書記局長 情勢報告

 「革新都政をつくる会」は29日、団体・地域代表者会議を開き、7月の東京都知事選を総括し、次期都知事選と来年の都議選で都民の要求を実現する都政と、市民と野党の共闘の前進を目指すことを決めました。

革新都政をつくる会の団体・地域代表者会議=29日、東京都豊島区(しんぶん赤旗提供)

 日本共産党の小池晃書記局長が情勢報告し、「市民と野党がオープンな形で、蓮舫さんという最強最良の候補者を選び、『ひとり街宣』も熱く広がった。選挙結果は残念だが、革新都政の会が日常的に都政の問題点を分析し、改革の方向を示してきたからこそ、蓮舫さんの政策も日々バージョンアップされた。都議会で小池都政を追い詰める論戦を行い、都議選・次期都知事選で都政を転換しよう」と述べました。

 岸田文雄首相の退陣表明について「国民の批判に追い詰められた結果だ」と強調。自民党総裁選の候補者が誰も裏金問題という自民党ぐるみの犯罪に触れないことを批判し、「総選挙では共産党そのものの前進と、市民と野党の共闘の再構築のため全力を挙げる」と表明しました。

 中山伸事務局長が都知事選総括について報告し、「小池都政の転換を目指した都知事選で、市民と野党の集会を重ね、蓮舫さんの立候補表明につながった。短期間で地域の共闘体制を確立し、多くの市民がボランティアや『ひとり街宣』に立ち上がり、民主主義の底力を示した」と強調しました。

 同時に、「共闘の力の全面的発揮、政策的訴え、対等平等などの点で課題を残した」と指摘。都民の暮らし、命を守る都政の実現へ都政分析や政策研究を行ってきた会として、▽地域・団体での会の確立や取り組みの恒常化▽2025年度都予算編成での都民要求実現▽次期都知事選・都議選での市民と野党の共闘の発展―などを提起しました。

 各地域・団体の代表が発言しました。

(しんぶん赤旗2024年8月31日付より)

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