田村委員長、トワイライト街角トーク

めざす社会主義・共産主義は 賃金と自由な時間 取り戻す

東京・調布

街頭で寄せられた質問に答える田村智子委員長(中央)。左隣は平野よしたか衆院東京22区候補=5日、東京都調布市

 日本共産党の田村智子委員長をむかえての「トワイライト街角トーク 共産主義と自由」が5日夜、東京・調布駅前で行われました。田村氏は、賃金、教育、ジェンダー問題から社会主義・共産主義まで、シール・アンケートを通じた対話に参加し、その後、寄せられたさまざまな質問に答えました。司会は平野よしたか衆院選東京22区候補。

 「テストや課題ばかりで自由な時間がない」―中学生からの質問に田村氏は、「使い勝手の良い人材育成」をという財界からの要求にこたえた結果、日本の競争教育がいかに異常かを告発。「資本主義社会のもとでも直ちに解決が必要」「余暇、遊びは子どもの権利。子どもたちに自由な時間をと、みなさんと力をあわせたい」と語りました。

 「社会はいまだに男女平等でない」―田村氏は、「目先の利益の最大化」=利潤第一主義はとりわけ女性を犠牲にしてきたと指摘。「安い労働力」として利用するために、今も「一般職」「総合職」など実質的な賃金格差=男女差別を温存していると批判し、資本主義のもとでもこの問題解決のために取り組むが、搾取をなくし一人ひとりの力が生かされる社会主義・共産主義になれば、男女差別は解消されると強調しました。

 「日本共産党がめざす社会主義・共産主義は?」―田村氏は、搾取されている賃金と時間を労働者に取り戻すことによって、とくに「自由な時間がすべての人に保障される、そのことが、すべての人の人生を豊かにするとともに、社会を豊かにする」ことを強調。いまも「仕事に縛られない時間」「自分の時間」を増やすために政治を変えていきたいと語りました。

 街角トークでは帰宅途中の市民が足を止め聞き入り、用意した志位和夫議長の著書『Q&A 共産主義と自由』が完売しました。

(「しんぶん赤旗」2024年9月7日付より)

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