市長選へ田所氏決意
29日告示(10月6日投票)の東京都昭島市長選に立候補を表明した弁護士で「対話でつながるみんなの昭島」の田所良平氏(44)は=無所属、新=は、6日の記者会見で「進行中の巨大物流・データセンター問題で市民と業者の対話の場をつくり、市民の命と暮らしを守る。市民との対話を大事にして、市民参加の市政をつくる」と語りました。
田所氏は、弁護士として巨大な物流・データセンター建設問題に市民運動でかかわってきた経験から、センター建設で地域の小中学校の児童・生徒が使う道路に大量のトラックが通り、市民生活や自然環境に大きな影響が出ると指摘。「業者は計画ありきで市民の声を聞こうとしない。市民と業者が対話する場をつくる」と語りました。
また、学童の待機児童の解消や子どもの居場所づくり、1人親・貧困世帯の支援、有害な有機フッ素化合物PFASの血液検査支援、昭島市の上空を飛行する米軍横田基地(東京都福生市など多摩地域)の米軍機CV22オスプレイ配備撤回などを強調。市民参加による自治基本条例や子ども基本条例の制定などを訴えました。
市長選には田所氏のほかに、現職の臼井伸介氏(69)=無所属、自民党推薦=が立候補を表明しています。
(「しんぶん赤旗」2024年9月7日付より)