革新都政をつくる会は17日、東京都新宿区・新宿駅前で18日開会の都議会第三回定例会に向けてリレートークを行い、各団体が都民の切実な要求を訴えました。
同会の中山伸事務局長は、小池百合子知事は大型開発優先ではなく都民の切実な声に応えるべきだと強調。「都民とともに要求を実現し、都民が主人公の都政を実現する」と訴えました。
東京民主医療機関連合会の西坂昌美事務局長は、コロナ禍で奮闘した都内の病院が、施設の打ち切りや物価高騰などで経営悪化・閉院に追い込まれていると強調。都内の病院の多くを占める中小病院が経営危機にあり、東京都医師会も東京の病院の現状に警鐘を鳴らしていると述べ、「都は直接・間接的に病院や医療機関を支援してほしい」と求めました。
東京商工団体連合会の大内朱史事務局長は、「物価高騰で賃金が上がらない中小企業は大変な状況だ。都の補正予算の多くを占めるポイント還元は恩恵を受けられない。直接支援をすべきだ」と語りました。
日本共産党のあぜ上三和子都議は「補正予算に学校給食無償化の補助拡大が盛り込まれたのは都民の運動の成果だ。中小企業の賃上げへの支援拡大に取り組む。環境を破壊する明治神宮外苑の再開発で事業者は見直し案を出したが、根本的な解決になっていない。都の姿勢は気候危機打開に逆行している。命、くらし、健康、平和を守るために全力を尽くす」と訴えました。
(しんぶん赤旗2024年9月18日付より)