850回超す医療相談活動
「困っている人にとことん寄り添う」をモットーに、医師として東京都内の病院などで25年勤務。その合間を縫って15年間続けている生活困窮者への医療相談は850回を超えました。
コロナ後、食料支援に並ぶ人はさらに増え続けています。医療相談で出会った男性からは「仕事が減り野宿を体験した。谷川さんに出会えたから、いまがんばれる」とのメッセージが届きました。
「若いボランティアの人も増えていて希望を感じます。でもボランティアががんばれば何とかなる問題じゃない。政治の責任です」と憤ります。
街頭宣伝は週3回朝夕に。土日は党勢拡大に注力しつつ自転車で1日3ラウンド行動。医療現場の現状をX(旧ツイッター)などで発信しています。
地域で対話すると、「医療費は今でも大変なのに、3割負担になったらどうしよう」という高齢者の悲鳴も聞こえてきます。一方で「私たち高齢者はもういいから、若い人にお金を使ってほしい」という声も。「聞くたびに胸が痛くなります。経済的理由で医療にかかれない人がいちゃいけない。その思いが活動の原点です」
高齢者と現役世代や若者との対立をあおる政治には心の底から怒りがわきます。「問題は富裕層や大企業、アメリカ言いなりの政治です。共産党の議席を増やすことが政治を変える力になります。今度こそ国会に送ってください」。訴えに力がこもります。
たにがわ・ともゆき 1971年生まれ。都内各地の病院や診療所で医師として勤務。党中央政策副委員長。衆院東京4区重複