自民党政治のゆがみ もとから変える大改革を 東京・新橋 田村委員長訴え
日本共産党の田村智子委員長を迎え開かれた東京・新橋での街頭宣伝。田村氏と宮本徹(現)、谷川智行、坂井和歌子、伊藤和子(いずれも新)の東京ブロック比例5候補が勢ぞろいしました。
田村氏はあいさつで、「自民党政治の問題を追及する多くの国会議員を勝利させてほしい。みなさんと一緒に政治をもとから変える挑戦をしたい」と語り、総選挙での共産党の躍進を訴えました。
宮本氏は、自民党総裁選で解雇規制の緩和などが議論されているとして、「企業の目先の利益のために働く人とその家族を犠牲にするものであり、許されるものではない」と批判。「ともに力を合わせて止めよう」と呼び掛けました。
街頭宣伝は後半、トークセッションに移り、田村氏は「自民党総裁選の候補者の違いが分からない」「ある程度の軍事力強化は必要では」「日本はジェンダー平等が遅れているのはなぜ」など事前に行われたシールアンケートで寄せられた質問に丁寧に答えました。
「裏金事件はどうなっているのですか。誰が解決してくれるのでしょうか?」―田村氏は、自民党総裁選の候補者が全員、裏金問題から逃げているのは「裏金事件が議員個人のスキャンダルでなく、組織的な犯罪だからです」と指摘。「しんぶん赤旗」が裏金問題の報道で「大政治犯罪を明らかにした」理由でJCJ(日本ジャーナリスト会議)大賞を受けたことを紹介し、「裏金事件の解明は自民党にはできない。日本共産党を伸ばしてこそ金権腐敗の根を断つことができます」と断言しました。
「共産党は大企業を悪者のように言っています。仲良くする気はないのでしょうか?」―田村氏は「目先の利益の最大化で人間や地球環境を犠牲にする、政治献金で政治をゆがめる。これをやめるべきだと言っています」と回答。その上で、大企業が社会的責任を果たすルールをつくることを求めているのが日本共産党だと強調しました。
(しんぶん赤旗2024年9月25日付より)