とや都議代表質問
日本共産党の、とや英津子東京都議は25日の都議会代表質問で、「都政を厳しくチェックすると同時に、都民の運動と連携して、政策を実現する都議会野党第一党の役割を発揮するよう全力を挙げる」と表明しました。
都庁舎などに映像を映すプロジェクションマッピングで2年間に48億円もつぎ込み、受注したのが談合事件で指名停止中の電通のグループ会社であるなど不透明な事業となっていることを、とや氏は批判。
小池百合子知事が臨海副都心に世界最大級の噴水の整備を打ち出したことを「整備や維持管理にいくらかかるのか」と追及しました。
都は補正予算案で、学校給食の無償化に向け市町村の財政支援の補助率を8分の7へ引き上げると盛り込んでいます。これについて、とや氏は、党都議団が給食費負担軽減・無償化の条例案を4回提出したことを紹介。今年度、都の半額補助が実現し、全23区が無償化した一方、「財政力が弱い市町村は無償化に踏み出せず、多摩格差が生じることをわが党は指摘し、財政支援の拡充を求めてきた。その扉が開かれた」と強調しました。
シルバーパス(70歳以上のバス・都営交通乗車証)について、党都議団が費用負担軽減や多摩都市モノレールなどへの対象拡大を求めてきたと指摘。小池百合子知事が都知事選でシルバーパスの改善・対象拡大を公約したことを「歓迎する」として「速やかに踏み出すべきだ」と求めました。
山口真・福祉局長は、高齢者政策全体の議論の中で「検討する」と答弁しました。
(「しんぶん赤旗」2024年9月27日付より)