とや氏「四つのチェンジ」提案
都議会代表質問
日本共産党の、とや英津子東京都議は25日の都議会代表質問で、小池百合子都政を変える「四つのチェンジ」を提案し、小池知事をただしました。
とや氏は、(1)都民の暮らしを守り抜き、地域経済を立て直すことを最優先とする(2)東京の歴史、文化、伝統、環境と都民の暮らしを大事にする持続可能なまちづくりを住民参加で進める(3)都民の命と健康を守り抜く(4)人権と平和を大事にする―都政へのチェンジを強調しました。
とや氏は「小池知事が子ども医療費助成の所得制限をなくす方向を表明したことは重要だ」と述べ、通院1回200円の自己負担をなくすことを要求。ひとり親家庭などに対する児童育成手当の所得制限撤廃を求めました。
とや氏は「都が進める再開発で賃貸住宅の家賃高騰を招いている」と指摘し、家賃負担の軽減、都営住宅の新規建設などに踏み出すことを提案。多くの都民が反対する神宮外苑再開発で、三井不動産など事業者が提出した「見直し」案を都市計画審議会に再度付議すべきだと強調しました。
また、都が表明した都立高校7校の夜間定時制廃止について、「当事者の意見も聞かず決めることは許されない」と批判。関東大震災の朝鮮人虐殺の事実に知事が認識を示さないことに専門家から批判の声が上がっていることを示して追及しました。知事は神宮外苑や虐殺の事実の認識について、答えませんでした。
(「しんぶん赤旗」2024年9月28日付より)