政策 都民と共に実現

都議会第3回定例会閉会 和泉党都議団幹事長が談話

和泉なおみ 都議団幹事長

 日本共産党東京都議団の和泉なおみ幹事長は4日、都議会第3回定例会の閉会にあたり、談話を発表しました。要旨を紹介します。

 都民の運動と日本共産党都議団の提案・論戦で、多摩地域を含めた学校給食費無償化への画期的前進、子ども医療費助成の所得制限撤廃など大きな変化を生み出しました。

 都の物価高騰対策では、支援しなければならない低所得者や生活が苦しい人は取り残されます。わが党は都の福祉手当の増額や医療費助成の拡充などを求めました。

 一方、知事は世界最大級の噴水をお台場につくると突如発表しました。都は「費用は精査中、経済効果は算出中」というお粗末な答弁でした。計画は撤回すべきです。

 神宮外苑再開発で、三井不動産など事業者の見直し案の住民説明会は、住民の声を無視して打ち切られ、事業者は日本イコモスとの対話も拒みました。知事は、見直し案に基づく申請を認可すべきではありません。

 都教委が発表した夜間定時制高校7校の廃止計画案は、夜間定時制の生徒や保護者、教員の声を受け止めないもので、学ぶ権利のじゅうりんです。撤回を求めます。

 小池百合子知事が関東大震災の朝鮮人虐殺被害者に対する追悼文の送付を中止して以来、史実をゆがめ他民族を冒涜(ぼうとく)するヘイト行為がエスカレートしています。追悼文送付中止がヘイトを助長しているのは明らかで、決して許されません。

 カスタマーハラスメント防止条例について、カスハラの定義や範囲の明確化とともに、被害者の救済の重視、消費者の権利が不当に侵害されないようにすべきです。カスハラ防止の具体的な指針を定める際には、都議会に報告するよう厳しく求めました。

 日本共産党都議団は、都議会野党第1党の力を発揮し、都政を厳しくチェックし、都民の運動と連携して政策を実現してきました。都政を都民の立場で前に動かすため、9カ月後の都議選での前進に力を尽くします。政治を変えるため、共にたたかいましょう。

(「しんぶん赤旗」2024年10月5日付より)

日本共産党都議団の談話全文はこちらから。※日本共産党都議団のホームページへ移ります。

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