民青班が声明を発表
民青同盟中央大学班は6日、「2025年度からの中央大学学費値上げに反対する声明」を発表しました。中央大学(東京都)の学費値上げ計画に強く反対するとともに計画の撤回を求めています。
声明は「体調不良でも病院に行くのを我慢している。親には学費を出してもらっているのでいいづらい」「学費が払えずロースクールを中退した」など学生生活の深刻な実態を訴え、物価高騰のおりさらなる学費値上げは「学生の学ぶ権利を奪うもの」と力説します。
声明は学費値上げ決定のプロセスを問題にします。大学側が実施していたアンケートは周知されていないとして「多くの学生が学費値上げが計画されていることや、その全体像を知りません」と批判しています。また大学側は、学生の意見をもとに決定するとしていますが、「いつ、どこで意思決定がなされるのか明らかになっていません」と指摘。「学費値上げ計画について全学生へ周知し、丁寧に学生の声を聞き決定プロセスに学生の声を入れることを求めます」と強調しています。在学生に対し「抗議の声を大学に届けましょう」と呼びかけています。背景にある教育予算を削減する自民党政治を変え、学費無償化をめざすと表明しています。
(「しんぶん赤旗」2024年10月7日付より)