北区の対話宣伝 裏金自民落としたい・改憲困る・共産党がんばって
「裏金問題で自民党はダメだね。共産党にがんばってもらわないと」「ありがとうございます。ぜひまわりにも広げてください」「わかった。そのリーフ3部ほしい」―。東京都北区の雑貨店の店先で、対話が弾みます。総選挙での日本共産党の躍進を目指し、同区の党支部・後援会が取り組む対話や折り入って作戦が盛り上がっています。要になるのが「東京比例リーフ」と党の政策ビラ。党員らがリーフとビラを手に、対話にうって出ています。
鮮やかな色調とイラストが目を引く比例リーフ。「タムトモ解説!自民党の裏金事件」など、自民党政治の行き詰まりをグラフなどでわかりやすく図解し、対比して日本共産党の政策をならべ、「政治をチェンジできるのは共産党」だと説明しやすくなっています。
同区の党十条西支部と遠藤久前地区委員長は、クリーニング店を営む女性と対話。遠藤さんが自民党の裏金事件を説明し「裏金政治はもうウンザリ!政治を変える選択肢はあなたの手に」と書かれたリーフを見せると女性は「そうだよね。裏金自民党を落としたいね。娘にも渡して、ちゃんと説明しなくては」と語り、『小選挙区東京12区では田原聖子、比例は共産党』とメモを取り、リーフを3部受け取りました。
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党赤羽北3丁目支部は、地域の団地を訪問するなどして対話しています。登梛(となぎ)裕子支部長は、共産党の政策を強調するようにしています。高齢者との対話では年金や暮らしの問題が中心になります。
そこで出番になるのが、党の「年金削減、介護の危機、医療改悪をくいとめ、高齢者の人権と尊厳を守るための緊急提言」です。「物価高騰にふさわしい年金に引き上げる」「高齢者いじめの医療費負担増をやめさせ、負担の軽減を進める」などの政策を紹介。続々と反響があります。
登梛支部長と対話した女性(63)は「『高齢者がたくさんの医療費を使っている』などと若者と高齢者を分断してはいけない」と語ります。社会の分断を乗り越え、高齢者をはじめすべての人びとの人権と尊厳が大切にされる社会をめざす日本共産党ならではの提案が有権者の気持ちとかみ合っています。
女性は、知人や友人らは自分たちの周りの人が自民党に投票するので「はやっている」と誤解して自民党に投票し続けていることを、とても歯がゆく思っています。「友人らにも政治や選挙のことを話す」とリーフを受け取りました。
改憲の問題でも会話がふくらみます。女性(83)は、すぐ改憲反対の署名に応じ「がんばってください」と笑顔。子どもを持つ47歳と61歳の女性たちに、9条改憲と戦争の危険性を話すと顔をしかめ「それは困りますね」。支部員らは対話を重ねれば共産党を応援してくれる手ごたえを感じています。(井上拓大)
(「しんぶん赤旗」2024年10月7日付より)