市民連合おおたの会が決起集会
「市民連合おおたの会」は10日、27日投票の総選挙に向け、東京都内で日本共産党の谷川智行衆院東京比例・4区候補を国政に送り出そうと決起集会を開きました。会場に駆け付けた市民らは、谷川氏と結んだ「憲法を暮らしに活(い)かす政治」実現を目指す政策協定を軸に、悪政を続ける自民党の議席を後退させ、谷川氏の勝利を勝ち取ろうと意気込みました。
同会の海部幸造・代表世話人は、総選挙は「憲法を守り、平和外交と軍縮に向かう政治転換するチャンス」だと強調しました。
「首都圏なかまユニオン」の伴幸生委員長は、労働基準法を無視する低賃金、長時間労働がまん延していると指摘。「憲法に基づく労基法が守られ、より幸せに生きられるよう谷川さんを押し上げよう」と訴えました。
共産党の吉良よし子参院議員は、今月、参議院で旧優生保護法下の強制不妊手術の被害者に補償する法律が成立したことに言及。「『優勢思想なんてとんでもない』との一人ひとりの声が動かした」と語り、市民の声を聞き政治を動かせる谷川氏を国会へ送り出そうと呼びかけました。
谷川氏は、石破首相が目指す大軍拡をストップし、核兵器禁止条約に参加する政府をつくる力になりたいと強調。「戦争させないことに命がけで取り組む政治家が必要だ」と表明しました。
また、都庁前で行っている食糧支援では若者や子連れの親の姿も目立つと紹介。「非正規労働を拡大し、医療・介護負担を増やし続けてきた自民党政治による人災だ」と厳しく批判し「自民党に奪われた収入、時間、未来への希望を取り戻す選挙にしていく。私たちの力で政治を変えよう」と語ると、大きな拍手がわきました。
新社会党の伊藤光隆さんも登壇。「自民党政治に代わる『命の政治』実現に欠かせない人だ」とエールを送りました。社民党の地域支部や、立憲民主党の斉藤りえ都議会議員からも応援メッセージが寄せられました。
(「しんぶん赤旗」2024年10月12日付より)