学費値下げに共感の声

東京 共産党が大学前で訴え

 吉良議員は、大学で学生が学ぶことは社会全体の利益になり、社会が支えるのは当然だと強調。政府に学費無償化を求めると「予算の制約がある」と背を向ける一方で、軍事予算は教育予算の2倍の8兆円に増やそうとしていると告発しました。2兆円あれば国公私立すべての大学と専門学校の授業料を半額にし、給付奨学金を拡充できるとし、「今すぐ教育予算を増やし、学費値下げに踏み出し、無償をめざしていこう」と訴えました。

早稲田大学正門前で訴える(左2人目から)吉良、坂井の各氏と沢田あゆみ新宿区議=17日、東京都新宿区

 吉良議員の演説を友人と聞き、拍手を送った政治経済学部1年の男子学生(19)は給付型や、貸与型でも無利子奨学金の枠が少ないと言います。「学費が高く、奨学金も借りられない。給付奨学金の枠を増やしてほしい」

 軍事予算が教育予算の倍だと初めて知った同学部1年の男子学生(19)は「軍事費ではなく、未来の若者にお金をかけようという主張に賛同します」と話しました。

 初めて日本共産党の演説を聞いたという社会科学部3年の男子学生(21)は「軍事費を減らして教育に回すことや仮想敵をつくらない安全保障政策に共感した。選挙に行ったことがなかったけれど比例は入れようと思いました」と話しました。

(「しんぶん赤旗」2024年10月18日付より)

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