2024総選挙 #比例は共産党 東京・赤羽駅前
どうすれば多くの人が日本共産党の街頭演説に足を止めてくれるかー。各地で新しい宣伝の仕方が模索されています。東京都では青年党員が生演奏をBGMにした街頭トークイベントをしています。
演説聞いて!演出工夫 ライブさながら
衆議院が解散された9日の夜、北区赤羽駅前。帰宅する人や乗り換え客が行きかう広場に、10人ほどが機材を持ち寄り準備を始めました。日本共産党ののぼり旗のそばで、エレキベースや小型のシンセサイザーがアンプにつながれ、オーストラリアの先住民のアボリジニの笛・ディジュリドゥが、かすれた奥行きのある音を出します。
演奏をバックに、中央の椅子に腰かけた二人がマイクトークします。題材は「赤旗」です。簡易テーブルに紙面を広げ、1日7時間労働の提案、裏金などの記事を読み上げ、自分の考えも話します。
●諦めないで
「諦めていいんですかね、自分の人生」と問いかける俳人の家登みろくさん。政治がつくった格差の中で、貧しさを恥じさまざまな選択を諦めていたと話し、「そんなつまらない人生を送るの嫌だから、だから私は日本共産党を激しく応援します」と訴えました。
スピーチの中身や場の雰囲気に合わせて、演奏者は間の取り方や音質を変えます。
音楽ライブが始まりそうな雰囲気に、人が立ち止まります。観察する人、スマホを向ける人、スピーチをじっと聞き、言葉が詰まると拍手で励ます人。「何かのイベントかと思ったら共産党でびっくりした。まじで」と話す会社員は、チラシを受け取って振り返りながら帰っていきました。
●わずか3日
発案はイベントの3日前です。東京12区の田原聖子候補の事務所開きの時、集まった人たちで「とりあえず楽しいことをやってみよう」と決めました。
簡単な日常の言葉でスピーチする、自分の思いを話し自分をさらけ出す、楽しく自由にやるー。一人ひとりが工夫して、即興の宣伝をつくりました。
ユージンさんは「疲れるのはやめて、やりたいという欲望が生まれてきたら、すぐやろうよ」と話します。「路上はわれわれ市民のもの。政治活動はもっと気軽なものです」
(「しんぶん赤旗」2024年10月18日付より)