宮本徹候補を前川氏が応援
元文部科学事務次官の前川喜平氏が20日、東京都内で行われた日本共産党の宮本徹衆院東京比例・20区候補の街頭演説に駆け付け「自民党の金権政治を民主的な政治に変えるためには、宮本さん一択だ」とエールを送りました。
前川氏は、大企業の利益や米国の意向を優先する自民党政治が続けば国民生活はより貧しくなると警告。裏金問題の真相解明、統一協会との関係の清算や企業・団体献金の全面禁止が必要だと強調しました。
退官前の2015年、自民党が強行した安保法制に反対するデモに参加したことに言及。「戦争できる国づくりは絶対に阻止すべきとの思いだ」と述べ、政権交代で安保法制廃止を実現しようと訴えました。
前川氏は、自民党が軍拡を進める一方、福祉や教育予算を縮小していると批判。宮本氏の「家庭の経済環境の違い」で教育格差が生まれてはならないとの主張に賛意を表明しました。その上で「企業・団体献金や憲法改悪に反対し、同性婚に賛成する候補者は20区では宮本さんだけだ」と投票を呼びかけました。
両者は演説後に選挙事務所で懇談。前川氏は宮本氏を「真面目でよく勉強し、政府のうそを見抜いて責任を追及する、本当に頼りになる政治家だ」と評しました。
宮本氏は、国民のための政治の実現を阻む企業・団体献金の禁止を一貫して訴えてきたと改めて表明。「比例でも共産党をしっかり伸ばしていきたい」と応じました。
(しんぶん赤旗2024年10月21日付より)