共産党が伸びれば腐敗政治一掃できる

小池書記局長が党躍進訴え

 日本共産党の小池晃書記局長は21日、茨城県取手市、東京都世田谷区で街頭演説し、「総選挙は始まってまだ半分、これからが勝負です。声をあげれば、政治は動く。日本共産党が伸びれば政治は必ず変わる」と力を込め、大激戦の比例北関東ブロック、東京ブロックでの党躍進を訴えました。

 小池氏は「『自民党は裏金づくりでけしからん。でも、どの党に入れたらいいか』と考えている人に言いたい。共産党が伸びれば政治腐敗を一掃することができる」と力説しました。

 裏金を暴いたのは日本共産党の「しんぶん赤旗」であり、1993年の「政治改革」の時から一貫して企業・団体献金禁止を求めてきたのは共産党だけだとして「いまや自民党以外みんな禁止を言うようになった。共産党が声をあげたことで政治が動いてきた。禁止を言うだけでなく企業・団体献金を一円も受け取っていない共産党を伸ばして」と訴えました。

 小池氏は、日本原子力発電東海第2原発(東海村)の運転差し止めを命じた水戸地裁判決が「防災体制は極めて不十分で安全性に欠け、人権侵害の具体的危険がある」と指摘したことを紹介。30キロ圏内に92万人が住む日本一人口過密地域にある原発で、避難計画も「絵にかいた餅」だと批判しました。

 昨年には防潮堤工事の施工不良が内部告発で発覚したのに、ずさんな工事のやり直しもないとして「日本原電には原発を運転する資格はない。原発マネーと無縁の共産党を伸ばし、原発はゼロに。地域と共生できる再生可能エネルギーで地球の未来を守っていこう」と呼び掛けました。

 取手市では、比例北関東の高橋誠一郎候補(茨城1区重複)が「学生の学びに自己責任を押し付ける社会を変えたい」、大内くみ子茨城3区候補は「党躍進へ、党員人生をかけて頑張りぬく」と必勝を訴え。茨城3区市民連合の遠藤俊夫共同代表が応援演説しました。

 世田谷区では比例東京ブロックの坂井和歌子候補が「生活に向き合う政治への願いを託して」と訴えました。

(しんぶん赤旗2024年10月22日付より)

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