小池都知事 アセス追認受け 外苑 樹木伐採を容認

市民は認可反対

 小池百合子東京都知事は25日の記者会見で、多数の樹木を伐採する神宮外苑(東京都新宿区・港区)の再開発で三井不動産など事業者の「見直し」案を都環境影響評価(アセスメント)審議会が追認し、事業者が今月中にも樹木の伐採を始める予定であることについて「審議会で環境に著しい影響を及ぼすという意見はなかったと聞いている」と述べ、樹木の伐採を容認しました。

 審議会が「見直し」案を追認したことに対して、ユネスコの諮問機関の日本イコモス国内委員会は24日、審議内容に問題があったことを指摘し、都条例に基づきアセス手続きを再度行うよう都に求めました。

 「見直し」案には審議会の前から、日本イコモスや、市民がつくる「神宮外苑を守る有志ネット」が問題点を指摘。日本共産党都議団は18日、「都民や専門家の理解を得られていない『見直し』案に基づく申請を認可すべきでない」と知事に申し入れました。

(「しんぶん赤旗」2024年10月26日付より)

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