比例5氏ワンチームで国会へ

参院選へ「そろい踏み」 有楽町

東京選挙区は吉良氏

声援に応える(左から)小池、白川、山下、井上、はたやま、吉良の各候補=29日、東京都千代田区

 来年夏の参院選勝利にむけ、日本共産党の比例代表5候補は29日、東京・有楽町駅前でそろい踏みの街頭宣伝を行い、「比例5人の全員勝利で参議院でも新しい政治の流れをつくろう」と多くの聴衆によびかけました。東京選挙区の吉良よし子候補(現)もマイクを握り、同選挙区での必勝を訴えました。(詳報3面)

 小池晃候補(現、書記局長)は「比例代表の5人のベストチームです。1人も欠かすことなくワンチームとして国会に送ってください」「自民、公明の与党は衆議院で少数になりましたが参院ではまだ多数派です。これを変えるためにも共産党を伸ばしていただくことがどうしても必要です」と訴えました。

 山下よしき候補(現、副委員長)は、多くの非正規労働者の声をきいてきたと話し、「彼ら彼女らの仕事の中身と志はプロフェッショナルですが、低賃金で不安定な働かせ方を強いられている」と現状を告発。「労働法制を次々と規制緩和し差別と格差を広げてきた政治に未来を任せるわけにはいかない」「だれもが人間らしく働ける雇用のルールをつくるため力を合わせよう」とよびかけました。

 井上さとし候補(現)は「ゆがんだ政治の根っこにある企業・団体献金の禁止がどうしても必要です」と指摘。国民の世論を広げて実現させ、「金で動く政治から国民の声で動く政治に変えよう」と訴えました。

 参院選での勝利をめざす、はたやま和也候補(新、元衆院議員)は「今、いろいろな『壁』が問題になっていますが、国民に増税を押し付けてきた自民党政治こそ『壁』そのものです」と断じ、消費税減税の必要性を説きました。

 国政に挑む白川よう子候補(新、元香川県議)は、社会保障を切り捨て教育費の負担増を進める一方、大軍拡にまい進する自公政治を変える力は「国民のなかにあります」と強調。「人としての根幹を大切にする社会へと政治を変えるため、必ず国会へ駆けあがる」と抱負を語りました。

 吉良候補は、自身の国会質問をきっかけに、学校給食費無償化が全国に広がったと紹介。「政治を前に動かしているのが共産党の議席。ぜひ都議選と参院選で増やして」と力を込めました。

給食無償化へ政治動かす─吉良よし子候補・現─東京選挙区

吉良よし子予定候補

 「痛みに寄り添い、声を届ける」―政治家としてのモットーです。国会に送っていただいてから12年、みなさんの声を国会に届ける活動を続けてきました。

 違法な働かせ方を繰り返す企業名を公開する制度をつくらせました。就活セクシュアルハラスメント被害を取り上げ、相談窓口ができました。この問題の対策を企業に義務付ける法律をつくる動きがでています。学校給食無償化では、私の国会での質問で、学校給食法11条が定める「食材費は保護者の負担」があっても、自治体が保護者の負担を補助することは禁止しない、全額補助も否定しないとの文部科学相の答弁を引き出しました。これをきっかけに、給食無償化の自治体が76から6年間で547に広がりました。東京では、党都議団の論戦で、来年3月から62のすべての自治体での学校給食無償化が実現する運びです。

 政治を前に動かしているのが日本共産党の議席です。この議席を都議選と参院選で増やしていただきたい。

新しい政治の流れ 参院で─小池晃候補・現─東京・南関東

小池晃予定候補

 5人のベストチーム。1人も欠かすことなくワンチームとして国会に送ってください。自民、公明の与党は衆議院で少数になりましたが、まだ参議院では多数派です。これを変えないといけない。共産党を伸ばしていただくことがどうしても必要です。

 能登半島の被災者、米兵の暴行で傷つけられた沖縄の少女、消費税の重い負担にあえぐみなさん、奨学金という借金を背負う若者―。一方で、裏金づくりに明け暮れのさばる自民党議員。今の政治はいったいどこを向いているのか、このことが問われています。「政治なんて変わらない」―そんなことはありません。共産党がいます。企業から1円のカネも受け取らず、現場のみなさんと一緒に悩み苦しみ一つひとつ解決し、政治を前に動かしています。学校給食費の無償化も地方議員と力を合わせ、東京中に広げた。こういう仕事をしてきたのが共産党です。5人全員当選で、参議院で新しい政治をつくる流れをつくりましょう。

(「しんぶん赤旗」2024年11月30日付より)

タイトルとURLをコピーしました