シルバーパス拡充を

党東京都議団が条例案 「年間2万510円を1000円に」提案

シルバーパス拡充の条例改正案提出で記者会見する共産党都議団=9日、都庁

 日本共産党東京都議団(大山とも子団長、19人)は9日、都庁で記者会見し、都のシルバーパス(70歳以上のバス・都営交通乗車証)を拡充する条例改正案を、開会中の都議会定例会に提出すると発表しました。

 シルバーパスの費用負担額は現在、住民税非課税の人と所得135万円以下の人は年1000円、それ以外の人は2万510円となっています。

 条例改正案は、パスの費用負担を所得にかかわらず1000円にします。また、都出資の第三セクターが運行する多摩都市モノレールと「ゆりかもめ」(臨海部を通る新交通システム)や、各地域のコミュニティーバス、都県境をまたぐバス路線でもパスを使えるようにします。

 会見で里吉ゆみ都議は「シルバーパスは高齢者の生活の足として欠かせない役割を果たしているが、拡充を求める声が多く、これに応えてパスを使いやすくする」と強調しました。

 原のり子都議は、都市長会や町村会もシルバーパスの負担軽減を都に要望していることを紹介しました。

(「しんぶん赤旗」2024年12月10日付より)

条例案の詳細についてはこちらから ※日本共産党都議団のホームページへ移ります

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