都議会閉会 斉藤都議が討論
東京都議会第4回定例会は18日、閉会しました。採決に先立つ討論で、日本共産党の斉藤まりこ都議は「物価高騰に苦しむ都民の暮らしを守り抜く」として、地域経済を立て直す政策を提案しました。
都の税収は過去最高を更新する一方、「都民ファーストの会」特別顧問の小池百合子知事は3日の所信表明で物価高騰に言及せず、補正予算も組んでいません。
斉藤都議は、▽中小企業1万社を対象にした賃上げ助成実施▽家賃補助▽都営住宅を10年で10万戸増設▽子ども医療費助成の所得制限撤廃▽高齢者支援予算の2~3倍化▽コミュニティーバスの補助拡充―などを提案しました。
26億円かかる巨大噴水整備や明治神宮外苑再開発など、都政の問題点を指摘。機材の不具合が多い英語スピーキングテストの中止や、特別支援学校のための土地確保などを求めました。
小池知事が、自民党の萩生田光一氏ら裏金議員を総選挙で応援した理由を共産党都議に問われ「ご協力頂いている方々と力を合わせていく」と答弁したことについて、斉藤都議は「裏金議員に協力してもらうのが都民ファーストなのか」と批判。来年の都議選に向け、政治改革を前進させることを表明しました。
(「しんぶん赤旗」2024年12月19日付より)
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