共産党が都党会議
日本共産党の東京都党会議が13日、都内で開かれました。夏の都議選で現有19議席の絶対確保と前進、参院選で比例100万票・得票率15%以上の獲得と小池晃書記局長ら5候補の勝利、東京選挙区(改選数6)で吉良よし子議員の3選を勝ち取るとともに、党づくりに取り組む総合計画を決めました。
報告した田辺良彦都委員長は、昨年衆院選で自民・公明が過半数割れした新しい政治状況で「大激動が予想される流動的局面になっている」と指摘。都知事・都議補選と衆院選の教訓と党第4回中央委員会総会決定を踏まえ、▽要求運動の実現に取り組むとともに、ホンモノの改革の党の魅力を語り、自民党政治を終わらせるたたかいの先頭に立つ▽4月末までに全都100万人の要求対話・アンケートで結び付きを広げる▽SNSを政治対決の主戦場として抜本的に強化する―ことを提起しました。
都議選では「自民・公明・都民ファーストの会対共産党」の対決構図を鮮明にして、物価高騰から暮らしを守ることをはじめ、中小企業の賃上げ実現、住宅費高騰対策、地域公共交通など魅力ある公約を打ち出すと強調。野党第1党として都政を動かす都議団の実績と値打ちを、他党の役割との対比で鮮明にしました。
自公や補完勢力の動向を踏まえ、これまで以上に強まる「共産党シフト」を全都の力で打ち破り、参院選に連動する都議選で勝利するため、田村智子党委員長を迎える2月8日のオンライン演説会の成功と、党づくりの諸課題で必ず前進しようと呼びかけました。
吉良氏が「国会で12年間、痛みに寄り添い声を届け、給食無償化など、都議団とも連携して実績を上げてきた。比例で共産党を伸ばし、何としても6位以内で当選するため頑張り抜く」とあいさつしました。
都議・候補、職場・地域・学生の党支部、労働組合グループの代表らが、選挙に向けた党活動や、自らが党に出合い入党した経験、党勢拡大の取り組みなどについて発言しました。
新しく選ばれた三役は次の各氏です(○は新、他は再)。▽都委員長 田辺良彦(60)▽書記長 関口達也(65)▽副委員長 今村順一郎(65)、大山とも子(69)、坂井和歌子(47)、田川豊(56)、○宮本徹(52)
(「しんぶん赤旗」2025年1月15日付より)