都政転換の勢力前へ

革新都政つくる会 都知事選を総括

革新都政をつくる会の総会=22日、東京都豊島区

 革新都政をつくる会は22日に都内で総会を開き、2024年都知事選を総括し、都政転換をめざす活動方針を決定しました。

 中山伸事務局長が総括と方針を提案。都知事選は市民と野党の共闘が実現し、市民や「共闘をめざす呼びかけ人会議」、日本共産党など野党が候補者選定委員会をつくり、蓮舫氏を擁立して奮闘したことを紹介。当選には及ばなかったものの「ひとり街宣」に多くの市民が立ち上がるなど、「今後の都政転換と新しい政治を切り開く力」となったと振り返りました。

 また、3期目を迎えた小池都政について、貧困と格差、ジェンダー平等、生活防衛などを都政の最重要課題として取り上げない一方で、大型開発を進める「財界ファースト・都民置き去り」都政だと指摘。6月の都議選は、都政転換をめざす勢力の前進のためにたたかうことを呼びかけました。

 総括・方針案を拍手で採択。参加者からは、少人数学級と教員増員、心身障害者福祉手当拡充や学費値上げ中止などさまざまな要求が語られました。都営住宅の入居がかなわない状況があるとして、増設や家賃補助を求める発言もありました。

 共産党の原田あきら都議が議会報告し、都議会自民党の政治資金パーティーによる裏金づくりが組織的だった事実を示す内部文書を、共産党都議団が公表したことを紹介。「福祉国家なみの東京の財政力を都民の暮らしのために生かすこと」を強調しました。

 共産党の小池晃書記局長・参院議員がメッセージを寄せました。

(「しんぶん赤旗」2025年1月24日付より)

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