東京・千代田区議補選 1月26日告示 2月2日投票
東京都千代田区議補選(定数1)が26日告示(2月2日投票)されます。補選は、自民党の区議が区発注工事の入札情報を業者に漏らし、賄賂を受け取った官製談合事件で辞職したため行われるもの。日本共産党からは木村正明・前区議(69)が立候補します。自民党、都民ファーストの会などが候補者を擁立する見込みです。
政府や大企業の本社などが集中する同区では、もうけ第一のまちづくりが進めれてきました。再開発で地価が高騰し家賃の負担が住民に重くのしかかったり、中高生がボールで遊べる場が無かったりといった課題があります。また、官製談合事件後に区が職員に行った調査では、議員から入札情報提供の要請があったとの声が複数寄せられました。しかし、「自民党などが後ろ向きなため、議会の再発防止策がいまだに講じられていない」と牛尾耕二郎党区議は指摘します。
木村候補は、前回統一地方選で議席を失うまで9期34年、住民とともに、特養ホームの建設や子どものの医療費無料化を実現してきました。
選挙戦では、「住民が主人公」のまちづくりを目指し▽中高生もボールで遊べる広場の創設▽家賃補助の拡充と公共住宅の増設▽国保料の引き下げ▽入札制度の改善─などを掲げています。
同区長選も同日行われます。
(「しんぶん赤旗」2025年1月25日付より)