女性が安心の社会へ声上げる人の連帯を

米倉都議・せいの都議候補が青年と交流

参加者と交流する(奥右から)米倉氏と、せいの氏=25日、東京都内

 東京都北区にある日本共産党の事務所「TOKYO12HAUS」で25日、「女性がひとりの人間として安心して生きられる社会」の実現を目指す集いが開かれ、共産党の米倉春奈都議、せいの恵子都議候補が青年ら約20人と交流しました。

 主催は党の北区青年支部。両氏は基調講演し、単身女性が直面する経済的困難や女性への性暴力を防ぐため「声を上げる人の連携を広げよう」と呼びかけました。

 米倉氏は、日本の社会制度が夫婦と子ども2人が基準につくられているとして「男女の賃金格差や性暴力が原因で特に単身女性が貧困状態に陥っている。一緒に力になる仕組みが必要だ」と訴えました。

 せいの氏は北区の区議として女性の経済的困難に耳を傾けてきた経験にふれ「自己責任論が広がっているが、社会制度を整えることがまず先だ」と強調しました。

 両氏は、問題の根本解決には「性や生き方の多様性を学ぶ包括的な性教育が求められている」と強調。米倉氏は、自民党がこれに後ろ向きなのは「学びが広がれば変化を求める声が大きくなるから」だと分析しました。

 会場からは、ジェンダーの学びを上の世代に広げる難しさなど、率直な意見も寄せられました。せいの氏は「性の悩みや学びに当たり前にアクセスできる社会を目指す。都政に挑戦して一緒に社会を変えていきたい」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2025年1月26日付より)

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