吉良・山添氏、都議ら 検討会ただす
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東京の都心上空を飛行する羽田空港の新ルートについて、「固定化を回避する」として国土交通省が設置した検討会が代替案を示さず「努力を継続する」とした問題で、日本共産党の吉良よし子、山添拓両参院議員、都議団、関係区議団は6日、住民とともに同省をただし、新ルートを中止するよう求めました。白石たみお、藤田りょうこ両都議が参加し、小池晃参院議員の秘書が同席しました。
昨年12月に2年半ぶりに開かれた検討会は二つに絞って検討していた新たな飛行方式について、一方は安全性が確認できないとし、他方は安全性は確認できるものの、この方式に未対応の航空機があり、市街地上空の飛行も避けられないことなどから今後も調査・検討を継続するとしました。
吉良、山添両氏らは「『固定化回避』の名で都心上空の飛行を固定化するもの」と批判。検討は新ルートと同じ滑走路の使い方を前提にしたもので「どんな経路をとっても市街地上空の飛行が避けられないことは以前から指摘していた」と述べ、検討会で4年以上議論しながら住民要求に背を向けている点を追及。「海から入り海に出る元のルートに基づく検討こそ進めるべき」だと求めました。
(「しんぶん赤旗」2025年2月9日付より)