共産党、裏金解明要求
東京都議会の臨時会が10日開かれ、都議会自民党の裏金問題の当事者である宇田川聡史議長が辞任しました。
日本共産党の大山とも子都議は、裏金問題の徹底解明を求める立場から、本会議で発言を要求。7会派42人が賛成しましたが、自民党、都民ファーストの会、公明党、日本維新の会などが反対し、発言は認められませんでした。
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都議会では第1会派から議長、第2会派から副議長を選出する慣例が行われてきましたが、議長が裏金問題で辞任する異例の事態で、共産党は裏金問題の徹底解明を求め議長選、副議長選で大山氏に投票しました。
議長には増子博樹氏(都ファ)、副議長には谷村孝彦氏(公明)が選ばれました。
共産党都議団の和泉なおみ幹事長は同日、臨時会の閉会に当たり談話を発表。「議長、前議長が裏金問題の当事者だったことは、都議会への信頼を深く傷つけるもので、新議長には全容解明と再発防止の大きな責任がある。各会派の意見表明を求めたが、発言を認めない会派の責任が問われる。政治倫理審査委員会の設置と公開を求め、引き続き全力を尽くす」と表明しました。
(「しんぶん赤旗」2025年2月11日付より)