入試スピーキング 都教委に抗議宣伝
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公平に試験ができない英語スピーキングテストを都立高校入試(21日)に活用しないよう求めて保護者や教員らが17日、東京・新宿駅前で宣伝しました。
武蔵大学教授の大内裕和さんは受験生が「周りの声が聞こえ、解答のヒントになった」と証言したとのべ「『解答に影響しない』との都教委の説明は誤りだ」と批判しました。
都立高校で英語を教えていた元教員らは「前半と後半の子どもが話す場面が今回もあった。公平でない」「意味のないものに43億円が注ぎ込まれている」と話しました。
同テストの入試活用を中止するための都議会議員連盟が参加。日本共産党のとや英津子都議は「機器の不具合で昨年の4倍、一昨年の10倍の生徒が再受験となった。公平・公正が担保されないテストの入試活用は中止を」と訴えました。
チラシを受け取った高校1年の男子生徒(16)は昨年度の同テストで「周りの解答が聞こえ集中できなかった」と話しました。
日本共産党の斉藤まりこ、清水とし子両都議が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2025年2月19日付)