都議会代表質問で清水都議
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日本共産党の清水とし子東京都議は26日、都議会代表質問に立ち、都議会自民党の裏金問題を取り上げ、全容解明と、企業・団体による献金やパーティー券購入の全面禁止を主張しました。
都議会自民党は、政治資金パーティーの売り上げの一部を政治資金収支報告書に記載せず各都議の手元に置く「中抜き」をしていました。「しんぶん赤旗」日曜版のスクープで発覚したもので、同党は2019年と22年のパーティーで現職都議16人、元職らを合わせると26人の約3500万円分が不記載だったとしましたが、いつから誰の指示で裏金化していたかは明らかにしていません。
清水氏は同党の裏金を「極めて悪質だ」と批判。同党のパーティーで都連所属国会議員に1人当たり30枚を配っていたと示し、かつて自民党衆院議員だった時に「都議会自民党のパーティーに参加したことがあるか。パーティー券を販売したことがあるか」と小池百合子知事をただしました。
小池知事は「政治資金は法に基づき適切に対応すべきで、私自身、この考えで政治活動にまい進してきた」とするだけで、都議会自民党のパーティーへの関与について答えませんでした。
清水氏はまた、都議会政治倫理条例検討委員会に自民党の裏金都議を参考人招致するよう提起しました。
(「しんぶん赤旗」2025年2月28日付)