金曜action 市民ら訴え
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日本共産党の気候危機打開政策を宣伝する「金曜action」が2月28日、東京・高田馬場駅前で行われました。明治神宮外苑の再開発を止めようと活動する「未来の子どもたちの笑顔をつくる神宮外苑を考える会」代表の大澤暁(さとる)さんも参加し、吉良よし子参院議員らとともに駅前を通る人々に訴えました。
大澤さんは、世界では都市の気温が高くなるヒートアイランド現象抑制のため樹木を増やそうとしているのに、日本では減少していることを紹介。「その象徴が外苑の樹木伐採です。世界と逆のことをしている。本当におかしい」と話しました。再開発の建設時に排出されるCO2が56・5万トン=新宿区全体の排出量(1年)の5分の1以上=にのぼるとの試算にもふれ、「環境面で大きな問題です。子どもたちがより良く生きられる地球環境をつくるため、神宮外苑の再開発は絶対に止めていかなければならない」と語りかけました。
吉良さんは通りかかった人に「再開発に賛成・反対」を聞くシールアンケートを呼びかけ。3人組の高校生と対話になりました。「どっちが樹木を切らない方?」と聞いてきた高校生に、吉良さんが「切らないのが良いならこっち」と指さすと、そろって反対にシールを貼りました。
アンケートに取り組んだ吉良さんは、その後マイクを握って「政治を変え、気候危機に反するような神宮外苑再開発は止めていきましょう」と訴えました。
宣伝には、山添拓政策委員長・参院議員も飛び入り参加。沢田あゆみ新宿区議も訴えました。
(「しんぶん赤旗」2025年3月3日付より)