「原発なくせ」が最大教訓 最大活用は逆行

新宿 全国連絡会がパレード

原発いらないと訴えるパレードの参加者=9日、東京都新宿区(しんぶん赤旗提供)


山添議員が参加

 原発をなくす全国連絡会は9日、東日本大震災・東京電力福島第1原発事故から14年を迎えるのを前に「地震大国の日本に原発はいらない!3・9原発ゼロ新宿パレード」を東京・新宿駅周辺で行いました。約200人が参加(主催者発表)し、「原発反対」「ALPS(アルプス)処理水の海洋放出を中止せよ」などのプラカードを掲げて、「原発ゼロの社会をつくろう」と唱和し、沿道にアピールしました。

 主催者あいさつした全日本民医連の岸本啓介事務局長は、石破茂政権が原発を最大限に活用する計画を決めたことを批判し、原発ゼロと再生可能エネルギーへの転換を訴えました。

 ふくしま復興共同センターの野木茂雄代表委員は「福島事故の最大の教訓は『原発なくせ』だ。いったん事故を起こせば暮らしも地域も破壊されてしまう」と訴えました。

 ALPS処理汚染水差止訴訟原告団の鈴木茂男共同代表は、裁判への支援と海洋放出中止の世論を広げようと呼びかけました。

 日本共産党の山添拓参院議員は「原発ゼロの政治に転換するために、福島をはじめ全国の人とともに、がんばります」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2025年3月11日付)

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