東京大空襲から80年「平和の日」 平和祈念館建設に踏み出せ

党都議団・大山団長が談話

 日本共産党東京都議団の大山とも子団長は10日、東京大空襲から80年の「東京都平和の日」に当たり談話を発表し、戦争の悲惨さを語り継ぐ場として「東京都平和祈念館」建設に踏み出すよう呼びかけました。

 都は1996年に「平和祈念館(仮称)建設委員会」を設置。都民から遺品が寄せられ、基本設計予算が計上されましたが、98年、99年の都議会の付帯決議を機に計画が凍結されました。

 談話は、都が95年の「都民平和アピール」で「戦争の惨禍を再び繰り返さない」「平和を脅かす問題に毅然(きぜん)として立ち向かい、忍耐強く取り組む」と誓ったことを指摘。アピールを生かすことが求められていると強調しました。

 平和祈念館について「もうこれ以上待つことはできない。都、都議会、都民が今こそ力を合わせ、東京大空襲80年の年に平和祈念館建設へ、新たな一歩を踏み出そう」と訴えています。

(「しんぶん赤旗」2025年3月12日付)

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