道路陥没 都は調査を

都議会委 青柳・福手議員が要求

質問する青柳都議=17日、都議会環境・建設委員会(しんぶん赤旗提供)

質問する青柳都議=17日、都議会公営企業委員会(しんぶん赤旗提供)

 日本共産党の青柳有希子東京都議は17日の都議会環境・建設委員会で、埼玉県八潮市で道路が陥没した事故を受けて、地下空洞の調査・点検を行うよう求めました。公営企業委員会でも福手ゆう子都議が下水道管の調査を求めました。

 青柳氏は、都が5年に1度行っている都道の地下空洞調査で、どれだけの空洞が見つかっているか質問。都建設局の原田和生担当部長は「おおむね600カ所を確認した。多くは小さな空洞で、危険性があるものは地下埋設物の管理者と連携し、埋め戻しなどを行っている」と答えました。

 青柳氏は「調査が行われている箇所以外でも、ひび割れが繰り返し起きている所や、住民が補修を要望している所も含め、もっと広い範囲で地下調査が必要だ」と述べ、都道の調査をより詳しく行うよう要求。

 都道より道路延長が長い市町村道についても「多摩地域は財政力格差があり、都のような体制で行うことは難しい」と述べ、都が区市町村に対し空洞調査を財政支援するよう求めました。

 福手氏は、都内で下水道管が原因で深さ50センチ以上の陥没穴が生じた件数を質問。都下水道局は2023年度に30件だったと明らかにしました。

(「しんぶん赤旗」2025年3月19日付)

 

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