羽田新ルート中止求めパレード 東京・港区

羽田空港(東京都大田区)に離着陸する飛行機が都心部を低空飛行する新ルートの中止・撤回を求めるパレードが20日、港区で行われました。住民でつくる「みなとの空を守る会」が主催しました。
同会の増間碌郎共同代表が主催者あいさつし、「住民の声を受けて国土交通省が新ルート固定化回避検討会を始めたが、検討内容は新ルートの固定化そのものだ。新ルート直下では氷塊が落下し、主要7空港で部品欠落が1000件以上起きている。住宅街に落下物があれば大変なことになる」と述べました。
各地で新ルート反対などの運動に取り組む人たちが発言。米軍麻布ヘリ基地撤去実行委員会の川崎悟さんは「米軍ヘリコプターが毎日、横田基地と麻布ヘリ基地を往復している。米軍司令部が都心に移転すれば、飛行回数がさらに増える危険がある」と語りました。
日本共産党の吉良よし子参院議員・東京選挙区候補、立憲民主党の松尾明弘衆院議員があいさつし、吉良氏は「都心の低空飛行で騒音被害が悪化し、落下物の危険も増している。新ルートをやめさせるため、ともに頑張る」と表明。共産党の福島宏子、風見利男両区議、山中ちえ子足立区議、立民、れいわ新選組の区議も発言しました。
参加者は「住まいの上を飛行機飛ばすな」「低空飛行はただちに中止」と訴えて歩きました。
(「しんぶん赤旗」2025年3月21日付)