緊急学習会

「米軍司令部の六本木移転・強化に反対する会(仮称)」は14日、在日米軍司令部の都心への移転に反対する緊急学習会を東京都港区内で開きました。主催者を代表し「麻布米軍ヘリ基地撤去実行委員会」の板倉博共同代表があいさつ。日本平和委員会の千坂純事務局長が講演しました。
千坂氏は、昨年11月に米軍準機関紙「星条旗」が港区六本木の米軍基地「赤坂プレスセンター」(麻布ヘリ基地)への司令部移転が検討されていると報じて以降の経過を説明。米軍横田基地(東京都多摩地区)から移転する司令部は戦争する権限を持った統合司令部として再構成されたもので、24日に防衛省に創設される自衛隊統合作戦司令部と一体となり、米軍の指揮下で自衛隊が戦争する体制をつくるものだと指摘し、港区や区議会はこれまで同センターの撤去を求めてきたが移転はその願いを閉ざし、区民を危険にさらすものだと強調しました。
日本共産党の山添拓参院議員や福島宏子区議、立憲民主党、れいわ新選組の区議があいさつ。立憲民主党の松尾明弘衆院議員がメッセージを寄せました。
会場をいっぱいに埋めた参加者は、いまでも深刻な米軍ヘリによる騒音被害や事故の危険に拍車がかかることなどを指摘し司令部の移転中止と同センターの撤去を求めて運動を広げる決意などを発言しました。
(「しんぶん赤旗」2025年3月22日付)