離島の困難へ支援を

宮本前議員 三宅島訪ね懇談

三宅村の山高亜紀子村長(左端)と懇談する宮本徹前衆院議員(右端)、平川大作村議(中央)=13日、東京都三宅村

 日本共産党の宮本徹前衆院議員は13日、伊豆諸島の三宅島(東京都三宅村)を訪れ、村役場で山高亜紀子村長と懇談したのをはじめ、特別養護老人ホーム「あじさいの里」、村営国民健康保険中央診療所、都三宅支庁で、それぞれが抱える課題や国政への要望などについて意見交換しました。昨今の物価高騰による深刻な影響とともに、人口減や高齢化など離島が抱えるさまざまな困難に対して、国や都の支援の強化を求める声が出されました。懇談には共産党の平川大作村議が同席しました。

 三宅村では五つの集落を結ぶ水道管の総延長は100キロメートルを超え、設備更新が財政的にも大きな負担となっています。海に面して立つ特養ホームでは、塩害で建物の老朽化が急速に進行し、少ない介護報酬で入居者の安全を確保しつつ施設を維持すること自体が重大な困難に直面しています。

 宮本氏は「寄せられた声や要望をただちに党の国会議員団や都議団にも伝えて、国政・都政の重大問題として取り上げていきます」と約束し、力を合わせて問題の解決に取り組んでいくと表明しました。

 同日夜には、宮本氏を囲む「つどい」が開かれました。宮本氏は、総選挙後に生まれた新しい国会の変化や今年度予算をめぐる国会論戦を紹介。参加者から寄せられた質問に一つ一つ丁寧に答え、「国民の願いに応える政治を実現するためにも共産党を大きくしてほしい。ぜひみなさんに党に入って、新しい政治を実現するため頑張ってほしい」と訴えました。会場で2人が「しんぶん赤旗」日曜版を申し込みました。

(「しんぶん赤旗」2025年3月24日付)

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