障害者問題が積極的に取り上げられるように

日本共産党全都視覚障害者後援会と東京ろうあ者後援会は23日、東京都議選と参院選で共産党を躍進させようと豊島区の巣鴨駅前で宣伝しました。両会の共同宣伝は初めて。汗ばむ陽気のなか、26人が参加しました。
マイクを握った全都視覚障害者後援会の山城完治事務局長は「共産党が伸びれば、国会や都議会で障害者の問題が積極的に取り上げられる」と強調しました。山城さんは、全盲の学生が求めていた大東文化大学前の交差点への音響式信号機の設置が、党都議団が議会で質問したことなどもあり、昨年3月に実現したことを紹介。「共産党の躍進は国民の切実な願いを広げます」と訴えました。
「軍事費よりくらし福祉に予算を」と書かれたベストを着た参加者は道行く人と対話するため、視覚障害や聴覚障害についてのクイズが書かれたボードを手に呼びかけ。「聴覚障害者が困ることは何だと思いますか?」などのクイズの解答3択にシールを貼ってもらいました。
友人とともに立ち止まった、手話を勉強中の70代の女性=埼玉県富士見市=は回答後に宣伝参加者と対話。街の中に聴覚障害の人が目で見てわかる情報が足りないとして、「増やしてほしい。災害時にも必要だ」と話しました。
儀武さとる豊島区議が参加し、訴えました。
(「しんぶん赤旗」2025年3月24日付)