
東京都小平市の「こだいら市民の会」は27日、市長選(30日告示・4月6日投開票)で同会役員の宮川かずゆき氏(61)=無所属新、日本共産党推薦=を擁立すると発表しました。
前回、共産党などが支援した小林洋子市長は、国民健康保険税の値上げをはじめ市民負担増、大型開発の大幅な拡大を進め、自民党と連携する立場に転換しました。
宮川氏は、▽公共施設マネジメントの見直し▽福祉の拡充▽災害・防災・減災対策の整備―などの政策を掲げています。
宮川氏の略歴 東洋大学に学ぶ。会社勤務などを経て放課後デイサービス施設の非常勤職員。
市民に一番近い小平市長に

宮川氏が立候補表明 市長選30日告示
小平市長選(30日告示、4月6日投票)に向けて27日、「こだいら市民の会」の宮川かずゆき氏(61)=無所属新、日本共産党推薦=が立候補を表明し、政策を語りました。
宮川氏は5本柱の重点政策として、①公共施設の複合化計画は市民や利用者の声を十分に聞き見直す②公助を充実し災害対策を強化する③情報公開を進め、透明性のある市政に④地域交通網の整備に取り組む⑤国や都に市民の声を届け対策等を求めていくーを発表。「市民に一番近い市長になる」と強調しました。
同会はこの日、事務所開きを行い、40人が参加。「子どもの権利条約制定のイニシアティブを」「災害対策で役割を発揮できる市政を」との発言が相次ぎました。
日本共産党の井手重美津子・北多摩東部地区委員長は、前回市長選で推した小林洋子市長が公共施設の統廃合、大型開発事業費の大幅拡大を推進し、共産党が見直しを求めても姿勢を変えなかったと指摘し、「市民を苦しめている勢力に歩み寄ることに他ならないと批判。「市民の声が生きる市政再構築のため、宮川氏を市長に押し上げ全力で頑張る」と述べました。
(「しんぶん赤旗」2025年3月29日付)