暮らし守る政策 今こそ

都議選・参院選勝利へ 田村委員長訴え

東京・文京

参加者の声援に手を振って応える、(左から)福手ゆう子都議、吉良よし子参院議員、田村智子委員長=5日、文京区

6月の東京都議選と直後の参院選の必勝へ、日本共産党東京都文京地区委員会は5日、文京区内で、田村智子委員長と吉良よし子参院議員(東京選挙区)、福手ゆう子都議(文京区選挙区)らによる演説会を開きました。田村氏は「日本共産党が勝利してこそ、国民の切実な要求に応える新しい政治に大きく前進できる」と訴えました。

田村氏は、自公政権が危機的状況にあるもとで、2025年度予算に賛成した日本維新の会と、「企業献金禁止に反対」を与党と合意した国民民主党が自民党政治の延命をアシストしていると告発。「国民の要求に基づくたたかいと、石破自公政権に立ち向かう日本共産党の躍進こそ政治を変える力だ」と訴えました。

都民の要求に応え都議会で予算の組み替え動議を毎年出しているのは日本共産党だけだと述べ、物価高対策として、中小企業への1人当たり12万円の賃上げ支援や100万世帯に対する家賃補助、水道料金値下げなど暮らしを守る党と党都議団の政策を紹介しました。

石原慎太郎都政時代から都営住宅を増やさない一方、規制緩和によるタワーマンション増加などで家賃高騰を招いた都政に対し、規制強化を要求。都政野党第1党として学校給食の無償化を他会派に働きかけ実現してきた共産党の実績を紹介し、都議選・参院選勝利で、要求対話・アンケートに寄せられた切実な声に応える「緊急政策を実現しよう」と呼びかけました。

「暮らしを守るためにやるべきことは消費税減税、賃上げ、社会保障や教育の予算を増やすことだ」と強調。米国言いなりに「平和・暮らしを脅かす軍拡予算と唯一、真正面から対決する共産党の勝利を」と訴えました。

福手氏は、住まいを失わせない施策を提案してきた論戦を紹介し、「一人ひとりの人権、暮らしを守るため力をつくす」と決意を表明。吉良氏は、大学学費値下げを石破首相に迫った論戦を紹介し、「小さな声に光をあて政治に届け、解決するまで諦めない日本共産党の議席を増やしてください」と訴えました。

演説会後、田村氏が「一歩踏み出していただくことが大きな力になる」と声をかけると、参加者2人が入党を決意しました。

(「しんぶん赤旗」2025年4月6日付より)

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