東京・日野市長選 あるが氏訴え

東京都日野市長選(13日投開票)が告示された6日、広範な市民に推された、あるが精一候補(66)=無所属新=は市民や岸本聡子杉並区長、前川喜平・元文部科学事務次官、日本共産党の清水とし子都議とともに第一声を上げました。
あるが氏は「子育て世代に寄り添いサポートする市政をつくりたい」と述べ、修学旅行費や学用品の無償化、保育園の給食無償化、夏休み・春休み期間中の子どもへの昼食提供を訴えました。
「コストカット型で公共の福祉を切り捨てた市政を転換し、暮らしを応援する」として、▽公契約条例を生かして賃上げや地元事業者を支える▽巨大一アークセンター(DC)計画に情報開示など企業責任を果たさせる▽元副市長による不正を解明し不正を許さないーなどの政策を示しました。
岸本氏は「杉並区は街づくりや教育など情報を公開し、市民と話し合っている。クリーンで市民と対話する市政を掲げる、あるがさんを市長に」、前川氏は「学校ソーシャルワーカー配置や夏休みの給食で子どもの困難を支える、あるがさんを」と語りました。
訴えを聞いた男性(62)は「家の近くに巨大DCが計画され、事業者は何の情報も開示しない。住民とともにたたかってきた、あるがさんに市長になってほしい」と語りました。
自民党元市議の古賀壮志候補(47)=同党推薦=は 「今の市政に必要なのはリセットだ」と語りましたが、コストカット型で不正を続けた市政を与党で支えた責任に触れず。都民ファーストの会元都議の菅原直志候補(57)も市政の不正に触れない一方、「都政でギャンブル依存症対策を進めた」としましたが、小池都政がカジノ誘致検討を続けていることには一言も語りませんでした。
(「しんぶん赤旗」2025年4月8日付より)