都議選 共産党がいっせい宣伝

東京都議選(6月13日告示、22日投票)を2カ月後に控えた11日、日本共産党の都議予定候補や支部は都内各地でいっせいに宣伝し「暮らし優先の政治実現のため党躍進を」と訴え、要求アンケートを示して対話しました。
学生の多い豊島区の池袋駅前では、定数3の同区で立候補する米倉春奈都議と、宮本徹前衆院議員・党都委員会副委員長が演説しました。米倉氏は「女性や若者の声を政治に届けてきた」として、被害者の落ち度にされてきた痴漢を政治課題に押し上げたと紹介。被害者2600人から声を聞き都議会で繰り返し対策を求めるなかで、都独自の実態調査が実現し、都や国が痴漢防止の普及啓発を行うようになったと述べました。
高い学費負担については「値下げを繰り返し都議会で提案してきた。学生や若者を担当する部署もなかった東京都で、昨年から都立大学の都民の授業料ゼロが実現した」と述べ、次は返還不要の奨学金制度をつくり全都の学生を支援することを訴えました。
宮本氏は「緊急の物価高騰対策が必要だ」として、消費税減税や、持ち家の住宅ローン減税に対応した家賃減税の創設を提案しました。
(「しんぶん赤旗」2025年4月12日付より)