東京民医連有志後援会集会 小池氏が講演 福手都議が抱負

物価高で全国6割以上の病院が赤字になる中、東京民主医療機関連合会(民医連)の有志でつくる日本共産党後援会が、都議選・参院選に向けた集会(オンラインを含む)を26日に開きました。
根岸京田東京民医連会長が「ある日突然、医療・介護事業所が無くなりかねない。政治を変えたい」と話しました。
民医連出身の小池晃日本共産党書記局長・参院議員がスライドを使って講演。「低い診療報酬・介護報酬のもとで、経営が急速に悪化し、ケア労働者の賃上げができていない」として「最大の原因は、国が社会保障費の伸びを抑えていることだ」と述べました。
厚生労働白書を引用し、国内総生産に占める日本の社会保障支出は、日本よりも高齢化率が低い欧米各国より少ないと指摘。「共産党は緊急に国費を投入して、患者負担を増やさず、医療、介護の危機を食い止める提案をおこなった」と話し、軍拡最優先の予算からの転換を呼びかけました。
さらに、都政で実現した、民間病院への321億円の補助事業にふれ「民医連とともに党都議団が繰り返し求め、実現した成果だ。都議選でも参院選でも、命を守る議席を守りぬこう」と訴えました。
福手ゆう子都議(文京区・定数2)が「命と人権を守る社会を一緒につくりたい」と抱負を語りました。吉良よし子参院議員がメッセージを寄せました。
(「しんぶん赤旗」2025年4月28日付けより)